サワラがやってきた

今日からお盆。お客様がどんどんやってきます。

お盆休みギリギリまで出漁くださった浮島(うかしま。周防大島町に属する離島です)の漁師さんから、朝一でやってきたのが、このサワラ!!

数ヶ月ぶりにさばくサワラ。鱗を取る必要もなく、骨も柔らかく、内臓も少ないこの「スズキ目サバ亜目サバ科サワラ属」のサワラは、さばきやすく、捨てるところもすごく少ないです。

アラは、あら炊きにしても、お吸い物で出汁をとっても、最高です。

生きているうちにシメてくださったこのサワラは、もちろんお刺身でも楽しめます。


春の魚と書いて鰆(サワラ)と言うとおり、かつては産卵で集まる春に、流網という漁法で大量に獲られていました。旬というと、一番おいしい時期、ということだけではなく、たくさん獲れる時期、ということもあります。サワラは特に、後者の理由で名付けられたのではないかと推測します。


特に瀬戸内海では人気のある魚ですが、かつて1980年代中旬には、瀬戸内海だけで年間6,000トン獲れていたというサワラは、その後急減して1998年にはなんと200トンしか獲れなくなってしまったそうです。その後瀬戸内海沿岸の漁業者が協力して休漁期間を設けたり、稚魚を放流したり、網の目合いを大きくして小さいサワラを獲らないようにしたりと、サワラが再びたくさん取れるように努力しました。

最近では、2,500トンの水揚げがあるそうです(2015)。


小魚から大きな魚まで、多種多様な種類の魚が楽しめるのがせとうちの魅力だと思っています。いつまでも楽しめるように、ほどほどに獲って、良い値段で取引されて、漁師さんも私も食べる人々も幸せな日々が続きますように。


漁師さんが減っている現在、それ以上に大切なのは、海の環境を守ることだと思います。海と陸は繋がっていて、山、街を流れて海に入る川の影響も、特に瀬戸内海という陸に囲まれた海では、すごく大きいです。


周防大島の海はぱっと見綺麗だけど、海岸には拾う気も失せるほどプラスチックごみがあります。どうぞ、夏の海に遊びに来られる方には、ごみを残して帰らないだけでなく、ほんのちょっとでも、一つでも、余計に持って帰って家庭ごみで分別して捨てていただけたらな〜。と思います。


サワラ漁獲量などについての出展:平成28(2016)年度サワラ瀬戸内海系群の資源評価

せとうち つなぐキッチン

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